蚊遣り-錫は能作で|昔の風情
能作独自の、シブい蚊遣りです。
能作の高岡銅器鋳造で培った職人の伝統のワザと、
デザイナーの自由な発想とのコラボから生まれた、
ちょっと変則的な着想から生まれた蚊遣りです。
全錫の、ちょっと高級感あふれる蚊遣り。
今頃の猛暑が続く日本では、
ちゃんとエアコンを効かせた中で蚊遣りを使いたいですね。
筆者が子供の頃は、
昼間は暑くても気温が30℃を少し超える程度。
夜は、熱帯夜(最低気温が25℃より下がらない)の夜は、
その年の夏の中では、余程の暑い夜だけ。
そういう、今では考えられない、
「過ごし易い夏」でした。
ですので、治安のイイ田舎の夏の夜というモノは、
網戸をつけた窓を開け放ち、蚊取り線香を炊く。
或いは、窓を開け放ち「蚊帳」を吊った中で寝る。
「蚊帳」と言っても、今の時代の若い方々は、
知らないかも知れません。
蚊が入ってこない程度の網目の、
屋内にはる「テント」のようなモノです。
「蚊帳」の中に入るためには、
蚊帳の端を蚊が入ってこないように小さく上げ、
身体を小さくして慎重に入ります。
それで、十分に、夜は涼しく寝られました。
そして、その時代の先生方はよく言っていたモノです。
「夏休みの宿題は、午前10時までの『涼しい時間帯』に、
少しずつ、計画的にこなしましょう」と。
そう、その時代の夏の午前10時までの時間帯というモノは、
エアコンや扇風機をかけなくても、十分に涼しかったのです。
運動部の部活動も様変わりしましたね。
筆者が、中学・高校の頃は、
指導者は、「練習中は水を飲むな」と指導していました。
(それでも、隠れて飲んでいたモノでしたが。)
今は、ノドが乾く前から、水分を十分に飲んでおき、
定期的に練習を中断し、水分や塩分の補給をするのが
常識となっています。
そして、今の運動部の部活動というモノは、
戦略的・計画的に効率よく練習し、
午後2時の、最も気温が高くなる時間帯は、
練習しないというコトが常識だと想います。
一方で、筆者が中高生の頃というモノは、
部活動が休みとなるのは「お盆」の前後だけ、
練習日の8割くらいは、「終日練習(昼食休憩を挟んで、
午前も午後も1日中練習)」というのが当たり前でした。
今は、「科学的トレーニング」、「メンタルトレーニング」の
ノウハウが普及し、「練習量だけを増やす」という練習は、
昔のハナシと言えます。
今、蚊取り線香を炊くのは、
エアコンの効いた部屋であったり、
屋外のキャンプであったり、
屋外のイベントであったりします。
真夏のイベント「高岡七夕祭り」も8月7日まで続きます。
そういうシーンで、「蚊遣り-錫」は、
昔の風情を醸し出しながら、まだまだ活躍しそうです。
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