50505竹は能作で|シンプルなモノの美
2015-01-28
・50505竹
能作独自の銀色の光がまぶしい一品です。
能作の高岡銅器鋳造で培った伝統のワザと、
デザイナーのシャープな感性が融合したスタイリッシュな印象を
与える、竹をあしらった花器です。
古来、日本では、縁起のイイモノ、高級なモノ、
ハレの場に合うモノには、「松・竹・梅」の呼称で呼んだりします。
また、まだ、魔法ビンの普及していなかった昔の日本では、
竹を加工して、水筒や花器に使ったりしていました。
中でも、質素な竹の花器を好んで使った先人に、
千利休がいます。
茶道の世界では、千利休が現れるまで、
どちらかと言うと、華美で豪華な茶道具が好まれ、
そういう贅沢な道具を使うのが、茶道の主流でした。
その流れに、千利休は、「アンチテーゼ」を唱えます。
千利休は、竹を切っただけの質素な花器、
朴訥とした簡素な茶器を好み、「シンプルなモノ」を是とします。
それが、今、「ワビサビの文化」として、日本文化の中で、
「クールジャパン」の大きな流れの一つになっています。
能作では、そういう「シンプルなモノの美」を愛でる風習から
インスパイアされて、この竹の花器を製作しました。
お茶席をはじめ、日本的な場で、
また、洋の場でも、「シンプルなモノの美」を
楽しめる、切り花をひきたてるアイテムだと思います。
能作では、このような生活を彩るアイテムを多数扱っております。
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