「能作のマテリアル～その２～」

2. 真鍮

真鍮とは銅と亜鉛の合金です。
代表的なモノに、七三黄銅(銅約７０％、亜鉛約３０％)、
六四黄銅(銅約６０％、亜鉛約４０％)があります。

七三黄銅は、イエローブラスともいい、

六四黄銅は黄金色に近い黄色を示すのが特徴です。

真鍮は紀元前１０００年ごろから人類の歴史に登場したといわれ、
古代ローマ帝国では貨幣として使用されました。
日本においても、奈良時代に中国から伝来した
真鍮製品が正倉院に納められています。

現在では、日本の貨幣の５円玉、小物、インテリア、
建築金物、仏具や楽器などでとてもポピュラーです。
金管楽器の別名であるbrassは、黄銅の英名に由来するといわれています。

能作の風鈴やそろり、燭台も真鍮製です。

創業当時の、おりんや具足の製造で培ったワザを活かし、
ひとつひとつ職人の手で仕上げています。

真鍮製品といっても仕上げによってその表情は様々です。
能作のワザと心意気のつまった味わいのあるアイテムをお楽しみください。

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