ルピナス-ブラックは能作で|オオカミのたくましさ
2015-04-17
能作独自の、ルピナスの花を模した花器です。
能作の高岡銅器鋳造で培った職人の伝統のワザと、
デザイナーの自由な感性との融合で生まれた、
流線形のフォルムが美しい花器です。
ヘアライン仕上げと言われる熟練の職人のワザの工程のあと、
シックな黒い塗装を施し、シブい輝きに仕上げました。
さて、「ルピナス-ブラック」の名前に因んで、
今回は、ルピナスの植物について書きましょう。
耐寒性、半耐寒性の植物で地中海性気候の地域でよく育ちます。
熱帯、亜熱帯の地域の暑さには弱いですが、
その他の地域では、夏も冬も越えて生きるコトができます。
「ルピナス」はオオカミに由来する名前で、
吸肥力が非常に強いところがオオカミに例えられ、
比較的、どんな土地でも育つたくましさがオオカミを連想させ、
その繁殖力が大地を破壊すると畏怖されて、
その名がついたとも言われます。
古代には、食用、飼料用、石けんの材料として使われ、
黄色ルピナス豆は、今尚、地中海地域では、
塩茹でしたモノが、ビールのおつまみの定番として知られています。
時季は、端午の節句が近づいてきています。
男の子に、「オオカミのたくましさ」を持って欲しいという
想いを込めて、「ルピナス-ブラック」に初夏の花を活けるのに
まさにおススメです。
また、「最後には実をつけて欲しい」という想いを込めるのにも
いいアイテムです。
能作では、このような生活を彩るアイテムを多数扱っております。
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